運転士の心得BOOK

driving-license. Transportation Safety Management Book.

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本冊子制作にあたって
全国の交通事故件数、死傷者数は官民が一体となって取組みを進めてきた結果、年々減少しているものの、未だ年間60万人近くの方が死傷している状況にあります。その他にも高齢者人口の増加、訪日外国人旅行者の急増、自然災害など社会全体で取り組むべき問題は多々ありますが、バス、タクシーなどの旅客運輸事業が問題改善に向けて果たす役割は大きく、これまで以上に社会から必要とされます。そのバス事業等の最前線で従事する運転士の仕事は、一人ひとりが重要な役割を果たし、社会に貢献する仕事であると同時に乗客の命を預かる大変責任のある仕事です。バス事業等は一人ひとりの自律した運転士で成り立っており、社会はこれから免許を取得する皆さんの力を必要としています。また、バス事業等の運営は安全が前提とされておりますが、残念ながら公共交通機関でも事故は生じておりその多くは、ヒューマンエラーが原因と言っても過言ではありません。全国の交通事故を削減させるためにも、プロ運転士が率先して安全に関する取組みを進める必要にあります。そこで、これから運転免許を取得される方に、教習生の段階で安全マネジメントに関心をもっていただくことで、将来的に「安全の提供」という責任を果たし、大いに社会に貢献する模範運転士となっていただきたいという思いから、本冊子を制作いたしました。